レッテルを貼るとは、辞書には「一方的にその人物の人格や能力などの格づけをする」また「多様性を無視して、単純な類型(パターン)の枠組みで捉えて、その類型の名前で呼ぶこと」とあります。人材育成の場面で自己理解を深めるために、診断ツールや適性テスト等を活用しますが、気を付けるのは、安易にレッテルを貼らないことです。自分の価値観や好き嫌いの基準を誰もが持っています。それを自覚して一方向から観るのでなく、多方面から観る視点を変えたり、焦点を変えたりして、広い視野からその人を知ろうとすることです。熱心に関わりつづけることが、診断ツールや適性テスト等の結果より最も重要なことです。